どぶさらい
2002年9月4日 今日の仕事はどぶさらい。1億5千万円で受注した朝日町中央公園のU字側溝に砂がつまったとのことで、早速のメインテナンスだ。私と空手兄貴とオートレース親爺、ナンとか砦の3人衆が赴く。
午前中は日差しが強くて気が狂いそうだった。午後は曇りで、やや楽になったが、所詮どぶさらい。意味不明の仕事に嫌気が100%だったのに変わりはない。トロツキーがかつて受けた刑罰のようで、雨が降ればまた砂が側溝に流れ込むことが明白なこの仕事に、全員辟易だ。
今日も、5リットルの水と1リットルのジュースやコーラを飲んだ。それでも熱中症気味だ。
そう言えば造園学校時代の同級生で、造園会社で勤務経験のあるM田さんが、「夏は造園会社ってのは、まともな仕事がなくて、除草作業や消毒や土木作業で食いつなぐんだよ。それでみんな参って辞めちゃう人が多いんだ」と言っていたのを思い出した。正しくその通りだ。腰が痛い。側溝のフタは重く、コンクリートで固めたように開かない。砂を小角スコで掻き出す動作は常に中腰だ。
でも、まあ、いいや。私たちは所詮山水河原者。仕事があれば、どんなことでもしなきゃ。善阿弥や相阿弥も、そうやって生きてきたんだろう。
そうやって生きながらも、やがて将軍足利義政などに見出され、銀閣寺の庭のような、究極の美を作ったのだ。
そう、私たちは山水河原者。鋏とノコがあれば自由人。
午前中は日差しが強くて気が狂いそうだった。午後は曇りで、やや楽になったが、所詮どぶさらい。意味不明の仕事に嫌気が100%だったのに変わりはない。トロツキーがかつて受けた刑罰のようで、雨が降ればまた砂が側溝に流れ込むことが明白なこの仕事に、全員辟易だ。
今日も、5リットルの水と1リットルのジュースやコーラを飲んだ。それでも熱中症気味だ。
そう言えば造園学校時代の同級生で、造園会社で勤務経験のあるM田さんが、「夏は造園会社ってのは、まともな仕事がなくて、除草作業や消毒や土木作業で食いつなぐんだよ。それでみんな参って辞めちゃう人が多いんだ」と言っていたのを思い出した。正しくその通りだ。腰が痛い。側溝のフタは重く、コンクリートで固めたように開かない。砂を小角スコで掻き出す動作は常に中腰だ。
でも、まあ、いいや。私たちは所詮山水河原者。仕事があれば、どんなことでもしなきゃ。善阿弥や相阿弥も、そうやって生きてきたんだろう。
そうやって生きながらも、やがて将軍足利義政などに見出され、銀閣寺の庭のような、究極の美を作ったのだ。
そう、私たちは山水河原者。鋏とノコがあれば自由人。
一人で仕事
2002年9月3日 今日は一人で新所沢。公団住宅の庭が完成し、検査も終ったので、現場事務所を引き払う。そのために、事務所の周りを草刈機で除草だ。円盤型とヒモ型と小鎌と剪定バサミの4つの道具で草刈開始。昼には営業Aさんが来てアイスを差入れてくれた。kunitachiだかナンだかというブランドの高級アイスだ。うまい!
現場事務所の主、監督E氏と施行管理士の試験はどうだったとか、自分も同じ会場で受かったとか、無駄話をしながら、昼休みを終え、3時過ぎに草刈り完了。そのまま会社に戻る。今日は5時からISO9000の工事部の会議だ。
会議は6時過ぎまで続き、7時半帰宅。これから風呂に入って、ビールを飲んで、ISO9000関連の書類を読んで、技能士筆記試験の勉強をしつつ、いつのまにか寝てしまうだろう。
キチガイじみた夏が過ぎてゆく。重労働、熱暑、資格試験、家族サービス、川で釣ったスズキ。毎日何リットルの水を飲み、何リットルのビールを飲んだだろうか。
「一夏を乗り切る」。最初のハードルはあまりにも高く苦しかったが、なんとか越えられそうだ。
現場事務所の主、監督E氏と施行管理士の試験はどうだったとか、自分も同じ会場で受かったとか、無駄話をしながら、昼休みを終え、3時過ぎに草刈り完了。そのまま会社に戻る。今日は5時からISO9000の工事部の会議だ。
会議は6時過ぎまで続き、7時半帰宅。これから風呂に入って、ビールを飲んで、ISO9000関連の書類を読んで、技能士筆記試験の勉強をしつつ、いつのまにか寝てしまうだろう。
キチガイじみた夏が過ぎてゆく。重労働、熱暑、資格試験、家族サービス、川で釣ったスズキ。毎日何リットルの水を飲み、何リットルのビールを飲んだだろうか。
「一夏を乗り切る」。最初のハードルはあまりにも高く苦しかったが、なんとか越えられそうだ。
ハギはまだ咲かない
2002年9月2日 暑すぎてハギがまだ咲かない。ハギの名所が困っていると専務が言っていた。サルスベリやムクゲがまだ咲いているので、真夏はまだ終っていないようだ。
今日は霞ヶ関カンツリークラブ。矢名の頭が急に休んだので、メンバーは3人。気が楽だ。仕事は花壇の花植えと除草、マテバシイの剪定。花壇には、夏に植えたペチュニアやストロベリーフィールドなどに変えて、ポーチュラカと這性ニチニチソウと、誰も名前のわからないオレンジ色の背の高い花を植える。
花壇の花植えといっても、NHK趣味の園芸のように優雅ではない。例によって汗ビッショリになり、花壇の土をうねり、中腰のまま花を並べ、超特急のようなスピードで植えていく。しかし、休業日の静かなゴルフ場に、美しい花壇が再生すると、とても心がウキウキしてくる。
10時休みを経て、私とオートレース親爺は除草作業、空手兄貴はマテバの剪定だ。倶楽部ハウス周りを除草し、春に植えた低木の植えこみを除草し終えた頃、5時を回った。マテバの残材をトラックに積んで、川越から川口に戻ったのは7時過ぎ。家に着いたのは8時ごろだ。
飯を食い、ビールとウイスキーを飲みながら、2級技能士のお勉強。今週の夜は、技能士の試験問題をやりながら、学校時代の「造園施行必携」を読み、撮りためた要素のための葉っぱの写真を整理し、植物図鑑で要素の特徴を覚えていくつもりだ。
うーーん、今年の技能士と施行管理士の結果はいかに?とても心配だ。1級造園技能士と1級施行管理士、土木施行管理や建設業の会計の資格を取るまで、資格試験は続く。
私は植木屋マイスターを目指しているのだ。会社として開業するために必要な、あるいはあった方が良い資格は全部取らなければ。植木屋マイスターの道に、懈怠は許されない・・・。
今日は霞ヶ関カンツリークラブ。矢名の頭が急に休んだので、メンバーは3人。気が楽だ。仕事は花壇の花植えと除草、マテバシイの剪定。花壇には、夏に植えたペチュニアやストロベリーフィールドなどに変えて、ポーチュラカと這性ニチニチソウと、誰も名前のわからないオレンジ色の背の高い花を植える。
花壇の花植えといっても、NHK趣味の園芸のように優雅ではない。例によって汗ビッショリになり、花壇の土をうねり、中腰のまま花を並べ、超特急のようなスピードで植えていく。しかし、休業日の静かなゴルフ場に、美しい花壇が再生すると、とても心がウキウキしてくる。
10時休みを経て、私とオートレース親爺は除草作業、空手兄貴はマテバの剪定だ。倶楽部ハウス周りを除草し、春に植えた低木の植えこみを除草し終えた頃、5時を回った。マテバの残材をトラックに積んで、川越から川口に戻ったのは7時過ぎ。家に着いたのは8時ごろだ。
飯を食い、ビールとウイスキーを飲みながら、2級技能士のお勉強。今週の夜は、技能士の試験問題をやりながら、学校時代の「造園施行必携」を読み、撮りためた要素のための葉っぱの写真を整理し、植物図鑑で要素の特徴を覚えていくつもりだ。
うーーん、今年の技能士と施行管理士の結果はいかに?とても心配だ。1級造園技能士と1級施行管理士、土木施行管理や建設業の会計の資格を取るまで、資格試験は続く。
私は植木屋マイスターを目指しているのだ。会社として開業するために必要な、あるいはあった方が良い資格は全部取らなければ。植木屋マイスターの道に、懈怠は許されない・・・。
1級造園施行管理士筆記試験日
2002年9月1日 施行管理士の筆記試験だ。ここが運命の分かれ道。今まで、朝な昼な真夜中なと勉強してきたが、結果やいかに?
昼休みに造園学校の同窓生T中さん発見。一緒にお弁当を食べた。話をしているとT中さんは、大分できたようだ。相変わらずテストに強い人だ。
それにしても試験会場の早稲田大学の理工学部の教室の寒かったこと。学校のエアコンなんて、お情け程度しかかけないものだが、それでも寒い!真夏のギンギンの太陽の下で仕事をしているので、エアコンに馴れない身体になってしまったらしい。
とにもかくにも、試験はできる限り頑張った。午前のA問題も、午後のB問題も合格圏内ではないかと思う・・多分。余り自信はないが、まあ、ナンとかなるでしょう。
帰りは同窓生I上さんS木さんも捕まったので、4人で慰労会。高田馬場で軽く1杯。試験の出来を話し会う。もう1人の受験者K川さんが捕まらなかったのが残念だが、残る3人は出来が良さそうだ。さすが、総班長と県知事賞・校長賞受賞者。
帰りの電車でもT中さんと話しながら帰ってきた。みんな同窓生が懐かしく、別れ難いようだ。
来週は、2級技能士の筆記と要素の試験だ。今週も酒を控えて、勉強に励もう。
昼休みに造園学校の同窓生T中さん発見。一緒にお弁当を食べた。話をしているとT中さんは、大分できたようだ。相変わらずテストに強い人だ。
それにしても試験会場の早稲田大学の理工学部の教室の寒かったこと。学校のエアコンなんて、お情け程度しかかけないものだが、それでも寒い!真夏のギンギンの太陽の下で仕事をしているので、エアコンに馴れない身体になってしまったらしい。
とにもかくにも、試験はできる限り頑張った。午前のA問題も、午後のB問題も合格圏内ではないかと思う・・多分。余り自信はないが、まあ、ナンとかなるでしょう。
帰りは同窓生I上さんS木さんも捕まったので、4人で慰労会。高田馬場で軽く1杯。試験の出来を話し会う。もう1人の受験者K川さんが捕まらなかったのが残念だが、残る3人は出来が良さそうだ。さすが、総班長と県知事賞・校長賞受賞者。
帰りの電車でもT中さんと話しながら帰ってきた。みんな同窓生が懐かしく、別れ難いようだ。
来週は、2級技能士の筆記と要素の試験だ。今週も酒を控えて、勉強に励もう。
仕上げの作業
2002年8月31日 新所沢にて最後の仕上げの作業。ガラを拾い、ゴロを潰し、ゴミを拾い、建物に付いた汚れを落とし、インターブロッキングの鋪道とアスファルトの道路の汚れを洗い流す。昼で矢名の頭が上がってしまったので、結局終わりは18:30。この時間になると、もう辺りは暗くなる。
混雑した高速で帰社すると8:00を回っていた。トホホホホ、明日は施行管理士の試験だっていうのに・・・・。
疲れた身体にムチを打って、最後のお勉強をしたが、アルコールを1滴も口にしていないのに、いつのまにか眠りこけてしまった。
明日は施行管理士の試験だ。運命の分かれ道だ。今からドキドキする。
混雑した高速で帰社すると8:00を回っていた。トホホホホ、明日は施行管理士の試験だっていうのに・・・・。
疲れた身体にムチを打って、最後のお勉強をしたが、アルコールを1滴も口にしていないのに、いつのまにか眠りこけてしまった。
明日は施行管理士の試験だ。運命の分かれ道だ。今からドキドキする。
2級造園技能士検定試験
2002年8月30日 いよいよ、この日が来た。造園学校の同窓生のN上さん、K川さん、I上さんも一緒だ。お互いに健闘を誓い合う。
開始の合図と共に作業開始。今日はすこぶる暑い。開始と同時に汗だくだくだ。四つ目垣根を1時間10分で作り、縁石の製作途中で15分の休憩。みんなでどの程度進んだか話し合ったが、私がこの時点では一番遅れていた。
再開の合図と共に、意を決し、コンクリート板と飛び石を目見当で打つ。スピードを上げなければ。その後、鳥居支柱では案の定、番線巻きをてこずり、しかも汚い仕上げになってしまった。せっかく番線買って、昨日の夜と今日の早朝、団地の鳥居支柱で練習したのに・・・。
植栽を終え、できるだけ整地して、3時間ピッタシに作業終了。致命的ミスが4ヶ所あったけど、果たして点数は何点くらいだろうか?I上さんはほぼ完璧に、N上さんは私と同じ様にミスが何ヶ所かで3時間以内に終了。K川さんは3時間10分だ。みんな、なんだかんだ言っても、格段の進歩で驚いた。金を相当かけているので命がけだったのだろう。後は要素で点数を稼いで、筆記をしっかりやれば、全員合格圏内だ。
夜は試験の慰労会を「さくら水産」で行なった。暑気払も兼ねて、同窓生のM木さんとN友さんも参加。試験の反省や最近の仕事の話でおおいに盛り上がる。明日試験を受けるY岡さんから長電話が入る。我々の様子を聞かなければ、いてもたってもいられない様子だ。
明後日は1級造園施行管理士の筆記試験だ。来週が技能士の筆記と要素試験。試験続きだが、命を賭けて合格しなければ。
目標は造園1級技能士と造園1級施行管理士。名前だけでも植木屋マイスターみたいで、カッコイイ!実際問題、今の会社では1級施行管理士を持っているのといないのとでは、一兵卒と士官の違いがある。給料も違ってきちゃうので、明後日は、頑張らねば。
名前の上だけでは、早くも植木屋マイスターにリーチがかかったぞ!
開始の合図と共に作業開始。今日はすこぶる暑い。開始と同時に汗だくだくだ。四つ目垣根を1時間10分で作り、縁石の製作途中で15分の休憩。みんなでどの程度進んだか話し合ったが、私がこの時点では一番遅れていた。
再開の合図と共に、意を決し、コンクリート板と飛び石を目見当で打つ。スピードを上げなければ。その後、鳥居支柱では案の定、番線巻きをてこずり、しかも汚い仕上げになってしまった。せっかく番線買って、昨日の夜と今日の早朝、団地の鳥居支柱で練習したのに・・・。
植栽を終え、できるだけ整地して、3時間ピッタシに作業終了。致命的ミスが4ヶ所あったけど、果たして点数は何点くらいだろうか?I上さんはほぼ完璧に、N上さんは私と同じ様にミスが何ヶ所かで3時間以内に終了。K川さんは3時間10分だ。みんな、なんだかんだ言っても、格段の進歩で驚いた。金を相当かけているので命がけだったのだろう。後は要素で点数を稼いで、筆記をしっかりやれば、全員合格圏内だ。
夜は試験の慰労会を「さくら水産」で行なった。暑気払も兼ねて、同窓生のM木さんとN友さんも参加。試験の反省や最近の仕事の話でおおいに盛り上がる。明日試験を受けるY岡さんから長電話が入る。我々の様子を聞かなければ、いてもたってもいられない様子だ。
明後日は1級造園施行管理士の筆記試験だ。来週が技能士の筆記と要素試験。試験続きだが、命を賭けて合格しなければ。
目標は造園1級技能士と造園1級施行管理士。名前だけでも植木屋マイスターみたいで、カッコイイ!実際問題、今の会社では1級施行管理士を持っているのといないのとでは、一兵卒と士官の違いがある。給料も違ってきちゃうので、明後日は、頑張らねば。
名前の上だけでは、早くも植木屋マイスターにリーチがかかったぞ!
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すこぶる気分爽快
2002年8月29日 S企業という植木屋から手元の親爺が二人来た。使えない親爺かと思ったら、掃除バッチリ、パッカー車やブロアーも扱えて、イチョウの剪定が快調に進んだ。
48本の予定のイチョウも45本しかなく、空手兄貴と二人で、鬼の形相になって、本日25本を3時までに終らせた。結局仕事も終い上がりになり、S企業の親爺ニ人と警備員と私達自信も大喜びだ。
会社に4:30頃ゆっくり戻り、会社のマドンナのS田さんとお喋りをして、明日の2級技能士の道具を借り、5:20頃帰る。
手が痛い。筋肉痛だ。でも、心は軽い。ノルマを1日早く終らせた事で、口笛を吹きながら明日の試験に臨める。
本番は明日だ!
48本の予定のイチョウも45本しかなく、空手兄貴と二人で、鬼の形相になって、本日25本を3時までに終らせた。結局仕事も終い上がりになり、S企業の親爺ニ人と警備員と私達自信も大喜びだ。
会社に4:30頃ゆっくり戻り、会社のマドンナのS田さんとお喋りをして、明日の2級技能士の道具を借り、5:20頃帰る。
手が痛い。筋肉痛だ。でも、心は軽い。ノルマを1日早く終らせた事で、口笛を吹きながら明日の試験に臨める。
本番は明日だ!
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イチョウの剪定
2002年8月28日 蒲生岩槻線の街路樹のイチョウを剪定。48本のイチョウを8/30(金)までに剪定しなければならない。メンバーは私と空手兄貴と営業&監督のAさん。今日は警備員もついた。切り役は私と空手兄貴だけなので、実質1人10本/1日がノルマだ。やはり、公共系の植木屋の仕事のボリュームは多い。夏の最後っ屁のような暑さの中、枝落しマシーンになって、剪定をしまくった。
今日は、仕事を知っているAさんが、木の下の掃除をやってくれたので、早かったが、明日は他社にの爺さん2人が手元で来るとのこと。ちょっと気が重い。いない方がいいような奴が来ることがあるからだ。パッカー車も動かせないので、ノルマの1人10本がこなせるかどうか心配だ。
そういえば昼飯時、ヤオコーで冷たいものを買っていたら、店内のマックで警備員がハンバーガーを食べていた。今、マックはハンバーガー1個59円だ。なんでそんなに安く出来るんだ?世界中から材料を調達しているからなのかな?警備員なんか太っているので3個も食っていた。あと、ポテトの大盛りも。
空手兄貴の言うには、マックの価格はその国のデフレなど経済状況を反映するらしいが、59円という事は、日本がどこまで落ち込んだ証なのだろうか?昔は1個180円もしたのに・・・。
ああーー、とにもかくにも、明日はまともな手元の爺さんが来ますように・・・・・。日本経済の事なんかより、今日明日の自分の事しか考えられない植木屋の一作業員の切実な思いだ。
今日は、仕事を知っているAさんが、木の下の掃除をやってくれたので、早かったが、明日は他社にの爺さん2人が手元で来るとのこと。ちょっと気が重い。いない方がいいような奴が来ることがあるからだ。パッカー車も動かせないので、ノルマの1人10本がこなせるかどうか心配だ。
そういえば昼飯時、ヤオコーで冷たいものを買っていたら、店内のマックで警備員がハンバーガーを食べていた。今、マックはハンバーガー1個59円だ。なんでそんなに安く出来るんだ?世界中から材料を調達しているからなのかな?警備員なんか太っているので3個も食っていた。あと、ポテトの大盛りも。
空手兄貴の言うには、マックの価格はその国のデフレなど経済状況を反映するらしいが、59円という事は、日本がどこまで落ち込んだ証なのだろうか?昔は1個180円もしたのに・・・。
ああーー、とにもかくにも、明日はまともな手元の爺さんが来ますように・・・・・。日本経済の事なんかより、今日明日の自分の事しか考えられない植木屋の一作業員の切実な思いだ。
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主客転倒
2002年8月27日 新所沢の公団住宅の現場だ。そこの広い中庭がほぼ完成し、仕上げの作業。完成に近づいた庭は美しい。私も庭造りに参加したいので、監督に転向するか、転職しようかと、真剣に考えている。やはり管理だけだけだと物足りないのだ。
今の会社では造園工事は監督しかやらない。職人部隊は管理か、今日のような造園工事の手元しか無い。造園工事の主力は下請けの会社が全てやってしまう。写真を撮ったり、仕事の段取りを決めたり、休み時間を決めたりするのも下請けの親方だ。「なんだ、どっちが元受かわかんねえな」とタイル屋がひそひそ話していた。恥ずかしい。良い親方がいないので、致し方ないのだけれど、やはり造園工事は面白い。いずれ工事中心でやっていけるような状況にもっていかなければと、つくづく思う。
作業は余ったヒペリカムカリシラムを、隙間の出来た所に植え、10:30以降は整地作業とゴミをパッカー車に詰め込む。じつにつまらない仕事だ。矢名の頭とオートレース親爺と3人で行ったのだが、親爺2人は芝の目土入れなどをのんびりやっている。親父達は引退も近いので、あまり向上心がなく、どんな作業でも楽な方がいいらしい。しかし、私はそうはいかない。1日でも早く植木屋マイスターに近づくべく、バリバリと工事でも管理でも、技術が向上するような作業がやりたいのだ。
帰りは5:30。今日も渋滞だ。夏休み最後なので、みんな行楽へ行き、そして帰ってくる時間帯なのだろう。関越自動車道の新座料金所まで車でびっしりだ。今日も川口まで2時間かけて帰る。
また、今夜も勉強せずに眠ってしまうのだろう。しかし今日は4時に目が覚めたので、1時間ちょっと勉強した。
明日もそうしよう。
今の会社では造園工事は監督しかやらない。職人部隊は管理か、今日のような造園工事の手元しか無い。造園工事の主力は下請けの会社が全てやってしまう。写真を撮ったり、仕事の段取りを決めたり、休み時間を決めたりするのも下請けの親方だ。「なんだ、どっちが元受かわかんねえな」とタイル屋がひそひそ話していた。恥ずかしい。良い親方がいないので、致し方ないのだけれど、やはり造園工事は面白い。いずれ工事中心でやっていけるような状況にもっていかなければと、つくづく思う。
作業は余ったヒペリカムカリシラムを、隙間の出来た所に植え、10:30以降は整地作業とゴミをパッカー車に詰め込む。じつにつまらない仕事だ。矢名の頭とオートレース親爺と3人で行ったのだが、親爺2人は芝の目土入れなどをのんびりやっている。親父達は引退も近いので、あまり向上心がなく、どんな作業でも楽な方がいいらしい。しかし、私はそうはいかない。1日でも早く植木屋マイスターに近づくべく、バリバリと工事でも管理でも、技術が向上するような作業がやりたいのだ。
帰りは5:30。今日も渋滞だ。夏休み最後なので、みんな行楽へ行き、そして帰ってくる時間帯なのだろう。関越自動車道の新座料金所まで車でびっしりだ。今日も川口まで2時間かけて帰る。
また、今夜も勉強せずに眠ってしまうのだろう。しかし今日は4時に目が覚めたので、1時間ちょっと勉強した。
明日もそうしよう。
消防隊
2002年8月26日 霞ヶ関カンツリークラブにて消毒作業だ。メンバーは私と空手兄貴。心が軽い。
ゴルフ場はさすがに広い。個人邸だと200リットルのタンクでも余ってしまう水が、1,000リットルたっぷり撒きまくる。まるで消防隊になった気分だ。消毒剤は定番のスミチオンとディプティレックスに展着剤を入れたものだ。
空手兄貴は昔、無農薬農業をやっていたので、化学薬品とか農薬とか食品公害とかが大嫌いだ。したがって、植木屋の作業で最も嫌がるのが、この消毒。2人で代わる代わるノズルを持って散布する側とホース持ちをやるが、なるべく自分にかからないように、神経を使っている。しかし、消毒はどうしても風などで薬剤を浴びてしまう。「確実に寿命がちじまってるよな。俺個人でやる時は、沖縄の人が開発した微生物と唐辛子をすったのを混ぜた、有機消毒薬を使ってるんだ」と言っていた。そんなの効くんだろうか?
3時まで消毒1,000リットルを終えたら、倶楽部ハウス周りの花壇と庭を除草。5時きっかりに上がったが、帰りに渋滞にはまり、貴社時刻は7:20。片付けを終え、結局家路に着いたのは8時ごろだ。
家に帰って、酒をのんだら、消毒薬が効いてしまったのか、施行管理士の勉強もせずに、いつのまにか眠ってしまった。
ゴルフ場はさすがに広い。個人邸だと200リットルのタンクでも余ってしまう水が、1,000リットルたっぷり撒きまくる。まるで消防隊になった気分だ。消毒剤は定番のスミチオンとディプティレックスに展着剤を入れたものだ。
空手兄貴は昔、無農薬農業をやっていたので、化学薬品とか農薬とか食品公害とかが大嫌いだ。したがって、植木屋の作業で最も嫌がるのが、この消毒。2人で代わる代わるノズルを持って散布する側とホース持ちをやるが、なるべく自分にかからないように、神経を使っている。しかし、消毒はどうしても風などで薬剤を浴びてしまう。「確実に寿命がちじまってるよな。俺個人でやる時は、沖縄の人が開発した微生物と唐辛子をすったのを混ぜた、有機消毒薬を使ってるんだ」と言っていた。そんなの効くんだろうか?
3時まで消毒1,000リットルを終えたら、倶楽部ハウス周りの花壇と庭を除草。5時きっかりに上がったが、帰りに渋滞にはまり、貴社時刻は7:20。片付けを終え、結局家路に着いたのは8時ごろだ。
家に帰って、酒をのんだら、消毒薬が効いてしまったのか、施行管理士の勉強もせずに、いつのまにか眠ってしまった。
試練
2002年8月25日 8/25(日)も、また、造園協会主宰の2級造園技能士の講習会である。休みはまるで無い。だが、楽しかった。昨日いけば、造園学校時代の級友と会えたのだが、会社の方も、そうそう休んでもいられないので日曜日の今日に講習会を申し込んだのだ。しかし、一人でも技能士の作業をしていると、本物の植木屋になったようで、心が弾む。
閑話休題、正直言って、技能士の合格は自信がない。今日も結局4時間かかって仕上げたが、後5日で1時間の作業短縮は無理だ。だが、無理を承知で四つ目垣の材料を買ってきて、夜再び作る。夜は街灯と懐中電灯があろうと、手元は見えず、あまり練習にならない。それでも2時間かけて、本日2度目の四つ目垣を完成。家族と共に記念写真を撮った。子供達は、結構喜んでいた。近所のジジババが「こんな夜に何をやってるんだい?」と不審がったり、「まあ器用ねえ」と感嘆したりしていた。こっちは一応プロなんですけど・・・。
ついでに、番線も買ってきたので、適当な街路樹の鳥居支柱の番線をはずして、付けかえるという練習方法も考えていたけど、疲れたので止めた。お袋から極上の松坂牛が送られてきたので、妙に腹が減ってしまっていたのだ。鳥居支柱は明日だ。それで技能士の練習はお終い。やはり公共工事中心の我が社では、1級施行管理士の方が重んじられる。監督E氏の言葉によると「車に例えると、ベンツとカローラほど違うでしょう」とのこと。
まあいい。目指しているのは1級施行管理士と1級技能士だから。あと、土木施行管理士と建設会計ね。これだけ揃えば、独立後一人で何でも出来る。
独立は5から6年後とすでに書いたが、資本と必要なノウハウと資格があれば、いつでもいいのだ。
ああーー、早く儲かっている造園会社の親方になりたい。技と金とコネ。この3つを、いつまでに整えられるか、それが人生の分かれ目だ。
閑話休題、正直言って、技能士の合格は自信がない。今日も結局4時間かかって仕上げたが、後5日で1時間の作業短縮は無理だ。だが、無理を承知で四つ目垣の材料を買ってきて、夜再び作る。夜は街灯と懐中電灯があろうと、手元は見えず、あまり練習にならない。それでも2時間かけて、本日2度目の四つ目垣を完成。家族と共に記念写真を撮った。子供達は、結構喜んでいた。近所のジジババが「こんな夜に何をやってるんだい?」と不審がったり、「まあ器用ねえ」と感嘆したりしていた。こっちは一応プロなんですけど・・・。
ついでに、番線も買ってきたので、適当な街路樹の鳥居支柱の番線をはずして、付けかえるという練習方法も考えていたけど、疲れたので止めた。お袋から極上の松坂牛が送られてきたので、妙に腹が減ってしまっていたのだ。鳥居支柱は明日だ。それで技能士の練習はお終い。やはり公共工事中心の我が社では、1級施行管理士の方が重んじられる。監督E氏の言葉によると「車に例えると、ベンツとカローラほど違うでしょう」とのこと。
まあいい。目指しているのは1級施行管理士と1級技能士だから。あと、土木施行管理士と建設会計ね。これだけ揃えば、独立後一人で何でも出来る。
独立は5から6年後とすでに書いたが、資本と必要なノウハウと資格があれば、いつでもいいのだ。
ああーー、早く儲かっている造園会社の親方になりたい。技と金とコネ。この3つを、いつまでに整えられるか、それが人生の分かれ目だ。
ハーフ植木屋
2002年8月24日 所沢の公団住宅にて植栽の手伝いに行く。もう1人はオートレース親爺。主役はあくまでF園の方々。私達は手元だ。元受会社の職人なのに情けない。
で、何をしたのかというと、ほとんど整地とか現場片付けとか、土方仕事。20代前半の頃に戻ったみたいだ。賃金も20年前と同じ。
しかし、F園の親方が持っていった、フッキソウとコクチナシとヤブランを植える。低木や地被植物でも一応植木だ。ちょっと植木屋になった気分。
仕事はこの後また片付けのみとなり、仕事終了後17:30に所沢を出たが、川口に到着したのは19:30。渋滞にはまり、2時間の長旅になってしまった。持ちかえったゴミやガラや枯れ変えのキンモクセイなどを片付け、家路に着いたのは20:05だ。
今日の現場では、築山状になったマンションの庭に、美しく植栽されたケヤキ・キンモクセイ・ハラン・ギボウシ・ツツジ類などが映えて、出来上がりにはとても感動した。
早く私も、こういった現場で、中心的役割を担いたいものだと、つくづく思いながら、手元の役目を黙々とこなしていた。
で、何をしたのかというと、ほとんど整地とか現場片付けとか、土方仕事。20代前半の頃に戻ったみたいだ。賃金も20年前と同じ。
しかし、F園の親方が持っていった、フッキソウとコクチナシとヤブランを植える。低木や地被植物でも一応植木だ。ちょっと植木屋になった気分。
仕事はこの後また片付けのみとなり、仕事終了後17:30に所沢を出たが、川口に到着したのは19:30。渋滞にはまり、2時間の長旅になってしまった。持ちかえったゴミやガラや枯れ変えのキンモクセイなどを片付け、家路に着いたのは20:05だ。
今日の現場では、築山状になったマンションの庭に、美しく植栽されたケヤキ・キンモクセイ・ハラン・ギボウシ・ツツジ類などが映えて、出来上がりにはとても感動した。
早く私も、こういった現場で、中心的役割を担いたいものだと、つくづく思いながら、手元の役目を黙々とこなしていた。
グリーンセンター除草
2002年8月23日 今日もグリーンセンター除草だ。午後から雨が降ってきたが、抜根除草はもはや達人の域に達しているので、空手兄貴と二人で鬼のように抜く。抜いて抜いて抜きまくる。途中で専務が来て「おおーー、大分良くなったなあ!」と感嘆していた。
私自身が誉められるのは初めての事だ。だから何でもやらせれば、すぐうまくなるって!こちとらマイスターを目指しているのだから、そんじょそこらの職人と一緒にしないでよってな感じだ。
明日は新所沢で植栽。やっと植木屋らしい仕事だ。F園の親方も一緒なので、またいろいろ教えて頂けるとのこと。名人の技術を盗ませてもらいます。
そういえば鹿頭親爺とは月曜日以来、顔も合わせていない。明日も休みなので、今週はイビリも受けず快適だ。
F園の親方のような頼れるマイスター、マエストロがうちにもいれば、心穏やかに仕事に集中できるのになあ・・・と、ちょっと悩みを抱える40歳前厄の私です。
ああーー、技能士と施行管理士の試験が近い。焦るぜ!!!
私自身が誉められるのは初めての事だ。だから何でもやらせれば、すぐうまくなるって!こちとらマイスターを目指しているのだから、そんじょそこらの職人と一緒にしないでよってな感じだ。
明日は新所沢で植栽。やっと植木屋らしい仕事だ。F園の親方も一緒なので、またいろいろ教えて頂けるとのこと。名人の技術を盗ませてもらいます。
そういえば鹿頭親爺とは月曜日以来、顔も合わせていない。明日も休みなので、今週はイビリも受けず快適だ。
F園の親方のような頼れるマイスター、マエストロがうちにもいれば、心穏やかに仕事に集中できるのになあ・・・と、ちょっと悩みを抱える40歳前厄の私です。
ああーー、技能士と施行管理士の試験が近い。焦るぜ!!!
収入
2002年8月22日 川口グリーンセンターの抜根除草が続いている。抜根除草だけなら、もう完全なプロだ。
昼休み、独身の空手兄貴から相談を受けた。「月収25万円くらいじゃ、結婚してやっていけないかな?」とのこと。41歳で25万円じゃ、収入低すぎて、嫁の来てもないだろうと、心の隅で思う。私自身も、子供が大きくなる事を考えると、現状ではとてもやっていけそうにない。1級施行管理士を取って、今の会社で年俸いくらくれるのかが問題だが、やはり稼げる現場代理人にならなければ、それなりの給料は無理のようだ。
もともと、職人志望で、独立を見据えての植木屋転向だが、空手兄貴などはもう独立の準備が整っているので、早く独立して青年実業家になればいいのにと思う。「青年実業家」はもてるからねえ。医者と弁護士と青年実業家が、もてる3大職業だ。芸能人でも嫁にくる。ようは金持ってるってことなんだけど。
だけど、独立に関していろいろ計画を夢想すると、やはり必要なのは金。ある程度の資本金と運転資金、経営資源がなければ、植木屋なんて独立しても、ただの流れのしがない植木屋だ。そして、植木屋に限らず1番の資本は技術。技術があって、適正な価格で商売すれば、客は確実に増え、右肩上がりの実績が残せる。
1番重要なのは、植木屋としての技術と誠実な商売への姿勢だな、なんて結論して納得する。
空手兄貴の言うのには、「3から4年あれば一通りの技術は身につく」と言っていた。「ただし、少し厳しい植木屋でやらなければ。うちでは何も身に付かないよ」とも・・・・・。
昼休み、独身の空手兄貴から相談を受けた。「月収25万円くらいじゃ、結婚してやっていけないかな?」とのこと。41歳で25万円じゃ、収入低すぎて、嫁の来てもないだろうと、心の隅で思う。私自身も、子供が大きくなる事を考えると、現状ではとてもやっていけそうにない。1級施行管理士を取って、今の会社で年俸いくらくれるのかが問題だが、やはり稼げる現場代理人にならなければ、それなりの給料は無理のようだ。
もともと、職人志望で、独立を見据えての植木屋転向だが、空手兄貴などはもう独立の準備が整っているので、早く独立して青年実業家になればいいのにと思う。「青年実業家」はもてるからねえ。医者と弁護士と青年実業家が、もてる3大職業だ。芸能人でも嫁にくる。ようは金持ってるってことなんだけど。
だけど、独立に関していろいろ計画を夢想すると、やはり必要なのは金。ある程度の資本金と運転資金、経営資源がなければ、植木屋なんて独立しても、ただの流れのしがない植木屋だ。そして、植木屋に限らず1番の資本は技術。技術があって、適正な価格で商売すれば、客は確実に増え、右肩上がりの実績が残せる。
1番重要なのは、植木屋としての技術と誠実な商売への姿勢だな、なんて結論して納得する。
空手兄貴の言うのには、「3から4年あれば一通りの技術は身につく」と言っていた。「ただし、少し厳しい植木屋でやらなければ。うちでは何も身に付かないよ」とも・・・・・。
ヒグラシが鳴いていた
2002年8月21日 夕闇の中、見沼田んぼを車で走る。新都心の巨大ビル群がライトアップされ、その向うに武甲山の影が見える。空は高く、風は涼やかで、空気が透き通り、湿度が低い。「地獄の季節」は乗りきったのだろうか?秋が確実に近づいているのを実感している。もう変な大汗はかかない。水分補給用の水も余るくらいだ。
本日も川口グリーンセンターにて抜根除草。別名人力除草とも言う。植木屋の男衆のやる仕事ではない。空手兄貴も3年間こんな調子なので、身の振り方を考えたほうがいいよとのアドバイス。とりあえず今の会社を逃げるのではなく、卒業する、という形までは頑張りたい。とにかく「地獄の季節」を1回くぐり抜けたのだ。
空手兄貴の今日の話で面白かったのは、空手兄貴も入社1年目くらいは、ある事情で、鹿頭親爺=矢名の頭とオートレース親爺から、まともに口も聞いてもらえなかったそうだ。鹿頭親爺が音頭を取っていたのだろうが、空手兄貴も新人イビリを徹底的に受けたらしい。職人世界は以外と嫉妬深く閉鎖的で陰湿だ。もうそんな時代じゃないのに。無学な年寄りの頑迷さはどうしようもない。
手が痛い、腰が痛い、精神的にだるい。本格的な植木屋、庭師、造園家への歩みはどうのように始めて、どうやって結実させたらいいのだろうか?このまま3年間くらい、草むしりと清掃の仕事の日々を送るわけにはいかない。
うーーん、悩んでます、私。
人生は思うとおりに、事が運ぶものじゃないですね。
金を捨てて、やりたいことを取ったつもりが、両方とも失う羽目に陥ってしまっています。
1年。1年間は我慢して、それから道を今一度切り開かねば・・・。
本日も川口グリーンセンターにて抜根除草。別名人力除草とも言う。植木屋の男衆のやる仕事ではない。空手兄貴も3年間こんな調子なので、身の振り方を考えたほうがいいよとのアドバイス。とりあえず今の会社を逃げるのではなく、卒業する、という形までは頑張りたい。とにかく「地獄の季節」を1回くぐり抜けたのだ。
空手兄貴の今日の話で面白かったのは、空手兄貴も入社1年目くらいは、ある事情で、鹿頭親爺=矢名の頭とオートレース親爺から、まともに口も聞いてもらえなかったそうだ。鹿頭親爺が音頭を取っていたのだろうが、空手兄貴も新人イビリを徹底的に受けたらしい。職人世界は以外と嫉妬深く閉鎖的で陰湿だ。もうそんな時代じゃないのに。無学な年寄りの頑迷さはどうしようもない。
手が痛い、腰が痛い、精神的にだるい。本格的な植木屋、庭師、造園家への歩みはどうのように始めて、どうやって結実させたらいいのだろうか?このまま3年間くらい、草むしりと清掃の仕事の日々を送るわけにはいかない。
うーーん、悩んでます、私。
人生は思うとおりに、事が運ぶものじゃないですね。
金を捨てて、やりたいことを取ったつもりが、両方とも失う羽目に陥ってしまっています。
1年。1年間は我慢して、それから道を今一度切り開かねば・・・。
真剣な話
2002年8月20日 空手兄貴と2人でグリーンセンターの草抜き。鹿頭親爺=矢名の頭がいないので、空手兄貴もいろいろ話してくれた。曰く「この会社でズーッとやるつもり?」「いや、空手兄貴の言ってたことがやっと分かりましたよ」「我々は植木屋というより便利屋ですね」「やってることが、なんか植木屋じゃないですよね」etc.・・・。
昨日の例を出すまでもなく、この会社にいるがぎり清掃や草むしりが主な仕事で、植木屋としての本当の修行はできないとのこと。確かにこの間の日曜日の技能士の練習会で感じたとおり、バリバリやる会社で働く同級生と差が著しい。私の今の会社では、主力の仕事は下請けの、腕のいい職人のいる会社に全て回し、我々はその補助的なことしかしないのだ。ああー、嘆息・・・・。
軌道修正が必要だ。植木屋マイスターへの道は厳しい。頭も感性も技術も究極まで磨かなければならないのに、草むしりや、草刈りばかりやってる場合ではない。もっとアカデミックに、意匠や植栽や石組などを修行しなければ。今のままでは、公共の植栽や管理さえおざなりになってしまう。
どうしたらいいんだろう?茶庭や寺庭などをやってるところに転職しなければ。安行にはそういった会社もたくさんある。
転職=天職。そのつもりで、この業界に入ったのだ。今朝も仕事場へ向かう途中のA造園で、支柱と竹を満載した車を見た。やはり植木屋は、あーでなくっちゃ。正直言って羨ましかった。
私は樹木を剪定したり、石を据えたり、池を造ったり、植栽をしたりしたいのだ。意匠を考えたいのだ。
芸術と職人の仕事。
それに浸りたい。
昨日の例を出すまでもなく、この会社にいるがぎり清掃や草むしりが主な仕事で、植木屋としての本当の修行はできないとのこと。確かにこの間の日曜日の技能士の練習会で感じたとおり、バリバリやる会社で働く同級生と差が著しい。私の今の会社では、主力の仕事は下請けの、腕のいい職人のいる会社に全て回し、我々はその補助的なことしかしないのだ。ああー、嘆息・・・・。
軌道修正が必要だ。植木屋マイスターへの道は厳しい。頭も感性も技術も究極まで磨かなければならないのに、草むしりや、草刈りばかりやってる場合ではない。もっとアカデミックに、意匠や植栽や石組などを修行しなければ。今のままでは、公共の植栽や管理さえおざなりになってしまう。
どうしたらいいんだろう?茶庭や寺庭などをやってるところに転職しなければ。安行にはそういった会社もたくさんある。
転職=天職。そのつもりで、この業界に入ったのだ。今朝も仕事場へ向かう途中のA造園で、支柱と竹を満載した車を見た。やはり植木屋は、あーでなくっちゃ。正直言って羨ましかった。
私は樹木を剪定したり、石を据えたり、池を造ったり、植栽をしたりしたいのだ。意匠を考えたいのだ。
芸術と職人の仕事。
それに浸りたい。
嵐の中の雑用仕事
2002年8月19日 台風13号がやってきた。普通の植木屋は休みだが、うちは仕事だ。所沢の住宅公団の新築団地の仕上げの清掃。
ガラを運んだり、要らない竹や支柱を片付けたり、築山を整地したり、カッパは着ててももうグチャグチャだ。
良く見ると、下請けのF園やS造園の人達も同じ様に清掃作業をしている。大雨の中、大した仕事でもないのに随分人数を揃えたもんだ。と思っていると、午後雨が上がってから実情が判明。
F園は高木の八つ掛け支柱や鳥居四脚支柱など、でかい木の養生をするために、S造園は築山をユンボなどで完全に整地するために来ていたのだ。
結局、雑用係は我々直属の職人だけ。相変わらず監督E氏の我々への評価は低い、というより的確。
もち帰ったガラなどを片付けて、家路に着いたのは7時を回っていた。もう7時だと辺りは暗い。秋の風が吹いている。いよいよ台風13号と共に秋がやってくるのだろうか?
今日は大変で、つまらない仕事だった。
ガラを運んだり、要らない竹や支柱を片付けたり、築山を整地したり、カッパは着ててももうグチャグチャだ。
良く見ると、下請けのF園やS造園の人達も同じ様に清掃作業をしている。大雨の中、大した仕事でもないのに随分人数を揃えたもんだ。と思っていると、午後雨が上がってから実情が判明。
F園は高木の八つ掛け支柱や鳥居四脚支柱など、でかい木の養生をするために、S造園は築山をユンボなどで完全に整地するために来ていたのだ。
結局、雑用係は我々直属の職人だけ。相変わらず監督E氏の我々への評価は低い、というより的確。
もち帰ったガラなどを片付けて、家路に着いたのは7時を回っていた。もう7時だと辺りは暗い。秋の風が吹いている。いよいよ台風13号と共に秋がやってくるのだろうか?
今日は大変で、つまらない仕事だった。
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2級造園技能士勉強会
2002年8月18日 卒業して5ヶ月が経った熊谷高等技術専門校にて、2級造園技能士の勉強会があった。久しぶりの学校で、H野先生や、同窓生のK川さん、I上さん、N上さん、U沢さん、音頭を取ってくれたY岡さんや、在校生の皆さんに会って、和気あいあいと、2級造園技能士の勉強をして、すんごい楽しかった。
まるで、学校時代に戻ったようで、今までプロになって溜まった垢を全て落とせたような気がする。プロになると、決まり事や、仕事関係で気を使う事も多く、「造園」の仕事に希望通り就いたはずなのに、なにか違った方向へ連れて行かれるような焦燥感がつのる。学校ではそれはない。出きる事を、出きるだけやって、2級造園技能士に受かるかどうかは、その人それぞれの努力次第だ。何か自由という一番大切なものが、そこにはある。
仕事ではそうはいかない。金銭が絡むだけに、金で雇われた一種の奴隷のような状態なのかもしれない。結局は前の仕事と変わらず、縦横の人間関係や、将来の身の振り方など、悩む事多々ある。自分が半人前なのが一番の問題なのだが。
今日は行く前は少し憂鬱だった。日曜日まで仕事と同じ様な事をするのかよ・・てな感じで、正直いって疲れているのだ。
でも、今日は行って良かったと本当に思う。初心に戻れたし、同窓生との会話も何かほっとさせてくれるものがあった。造園に対してもう一度真面目に取り組もうという意欲が沸いた1日だった。まだ、先は長いのだ。卒業してまだ5ヶ月。私はひよっこでさえないのだ。
で、結果は全員4時間オーバー。今年の卒業生に合格者は、はたして出るのでしょうか?
まるで、学校時代に戻ったようで、今までプロになって溜まった垢を全て落とせたような気がする。プロになると、決まり事や、仕事関係で気を使う事も多く、「造園」の仕事に希望通り就いたはずなのに、なにか違った方向へ連れて行かれるような焦燥感がつのる。学校ではそれはない。出きる事を、出きるだけやって、2級造園技能士に受かるかどうかは、その人それぞれの努力次第だ。何か自由という一番大切なものが、そこにはある。
仕事ではそうはいかない。金銭が絡むだけに、金で雇われた一種の奴隷のような状態なのかもしれない。結局は前の仕事と変わらず、縦横の人間関係や、将来の身の振り方など、悩む事多々ある。自分が半人前なのが一番の問題なのだが。
今日は行く前は少し憂鬱だった。日曜日まで仕事と同じ様な事をするのかよ・・てな感じで、正直いって疲れているのだ。
でも、今日は行って良かったと本当に思う。初心に戻れたし、同窓生との会話も何かほっとさせてくれるものがあった。造園に対してもう一度真面目に取り組もうという意欲が沸いた1日だった。まだ、先は長いのだ。卒業してまだ5ヶ月。私はひよっこでさえないのだ。
で、結果は全員4時間オーバー。今年の卒業生に合格者は、はたして出るのでしょうか?
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開拓
2002年8月17日 開拓2日目。草刈機とノコと剪定バサミでひたすら藪を刈る。今日は曇りで涼しいと思いきや、どっこいやっぱり汗ビッショリ。3リットルの水を飲んでお仕事だ。これじゃまるでブラジル奥地の開拓民だぜ。
オートレース親爺もヘトヘトだ。私も着替えたが、着替えたそばからTシャツもビショビショ。
あれ・なんで私はこの業界に入ったんだっけ?一瞬自分の夢も理想も忘れていた。私は庭園芸術を体得するため、この業界に入ったのだ。藪の草刈りのためではない。藪の草刈りが庭園芸術と何の関わりがあるというのだろうか?
ああーー、溜息しか出ない。私にもう少し生活の余裕があったら、きちんとした庭師の弟子になって、延段とか蹲とか坪庭とかを作って生活したい。本で勉強するのがせいぜいだが、今は単なる造園作業員。
1日1日が以上に早く過ぎていって、1日ごとに成長のない自分を自覚する。
何かを変えなければ。
オートレース親爺もヘトヘトだ。私も着替えたが、着替えたそばからTシャツもビショビショ。
あれ・なんで私はこの業界に入ったんだっけ?一瞬自分の夢も理想も忘れていた。私は庭園芸術を体得するため、この業界に入ったのだ。藪の草刈りのためではない。藪の草刈りが庭園芸術と何の関わりがあるというのだろうか?
ああーー、溜息しか出ない。私にもう少し生活の余裕があったら、きちんとした庭師の弟子になって、延段とか蹲とか坪庭とかを作って生活したい。本で勉強するのがせいぜいだが、今は単なる造園作業員。
1日1日が以上に早く過ぎていって、1日ごとに成長のない自分を自覚する。
何かを変えなければ。
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仕事始め
2002年8月16日 今日から仕事だ。仕事に向かう車の中で異常なほど緊張した。暑さ・仕事のできない自分への焦り・新人イビリ・・・。
1日1日が勝負だ。熱中症や仕事上の事故で死ぬ事だって大いにありうる。毎日毎日が戦いなのだ。
正直言って辛い。しかし、立ち向かわねば。植木屋マイスターとなる、その日まで!
本日のお仕事は、会社の下の畑の草刈り。円盤の草刈機でつる草や笹でジャングルになった空き地を、オートレース親爺と2人でひたすら刈る。腰に草刈機が当たって、すれて痛い。腕も痺れてきた。高温多湿のため、何リットルも汗をかき、何リットルも水を飲む。まさにこれは戦争だ。
一体、何百平米のジャングルを開拓したのだろう。途中でガソリンと2サイクルオイルを買いに行き、何度も混合オイルを作った。顔や首や胸は蚊とブヨに刺されて、痛いし痒い。
戦いには必ず勝つ。勝って私は植木屋マイスターになり、人生の目標を全うするのだ。
えっ?もっと力を抜けって?
力を抜いたら、その瞬間ぶっ倒れてしまうだろう。腹に力を入れ、全身は自然体に。そんな姿勢で今後は過ごそうと思っていますが・・・。
1日1日が勝負だ。熱中症や仕事上の事故で死ぬ事だって大いにありうる。毎日毎日が戦いなのだ。
正直言って辛い。しかし、立ち向かわねば。植木屋マイスターとなる、その日まで!
本日のお仕事は、会社の下の畑の草刈り。円盤の草刈機でつる草や笹でジャングルになった空き地を、オートレース親爺と2人でひたすら刈る。腰に草刈機が当たって、すれて痛い。腕も痺れてきた。高温多湿のため、何リットルも汗をかき、何リットルも水を飲む。まさにこれは戦争だ。
一体、何百平米のジャングルを開拓したのだろう。途中でガソリンと2サイクルオイルを買いに行き、何度も混合オイルを作った。顔や首や胸は蚊とブヨに刺されて、痛いし痒い。
戦いには必ず勝つ。勝って私は植木屋マイスターになり、人生の目標を全うするのだ。
えっ?もっと力を抜けって?
力を抜いたら、その瞬間ぶっ倒れてしまうだろう。腹に力を入れ、全身は自然体に。そんな姿勢で今後は過ごそうと思っていますが・・・。