ドウリャー!

2003年3月15日
 朝いちはゴミ捨て。それから昨日の続き。キンモクセイのでかいのを2本抜いた所で片付け開始。先輩達がクスノキの巨木やヤマモモ、カヤなどを剪定し、空のはずのパッカー車はすぐに満タン。ダンプに残りを詰め、5時半に仕事終了。全身筋肉痛だ。
 だが、体は軋んでいるが、心は燃えている。明日は日曜日だ。何をしようかな?
 とりあえず体を休めて、今後の計画を練らなけりゃ。道場にも行くかな?でも、体中が痛い。とにかく休みは有効に使わなければ。来週は空手の交流試合や学校の集まりなど行事も多い。野球もそろそろシーズンインだ。釣りにも行きたくなる季節。
 でも、一番重要なのは、今の生活と将来を確固たるものに軌道修正することだ。今の生活じゃ日雇い人夫同然だし。
 この不況の中、みんなどうしているだろう?野球仲間は先月スキーであったが、造園学校の仲間で、就職組の人たちは無事勤めているだろうか?
 情報情報情報集め。良質な情報とその分析がなけりゃ、将来の設計図は描けない。
 前の会社のOB花見会にも行きたいな。
 うわー、春だなあ。
 忙しいや。
 楽しいことで一杯だ。
 仕事以外は・・・。

 本日の使用タックル:岡恒剪定バサミ、竹内英治作剪定ノコ、小次郎(刈込みバサミ:持参したが未使用)。

竹内英治作

2003年3月14日
 公園でキンモクセイを抜く。兄貴達はモッコクやヤマモモも抜く。
 後はもちろん片付けだ。
 修行は辛いが、植木屋は楽しい。
 しかし、賃下げが・・・。
 今日もどこかの、いい移籍先を探そう。
 それと1級土木施工管理技師の申し込み完了。勉強しなけりゃ。全然わかんないよ、土木。
 技能士はどうしようか?学校のK池先生が2級技能士のマニュアルを送ってくれた。ありがたい。でも、お金がないし、去年も技能士と施工管理士を一緒に受けてあたふたしたしなア。
 1年に1つの資格を確実に取っていけばいいかなと思う。今年は土木施工管理、来年は1級造園技能士でどうだ?
 でも、資格取っても、全然違う職種に就職しちゃったりして。
 植木屋は金にならないからなあ。
 マネーの虎でも見ながらいろいろ考えて、酒飲んで、勉強して、寝るか。
 本日の使用タックル:岡恒200mm剪定バサミ、竹内英治作剪定ノコ。木バサミは腰にさえ差さず・・・ああ悲しき公共の植木屋。

ド疲れたア

2003年3月12日
 街路樹の剪定作業が続く。
 サザンカが終り、高級マンション街のクスノキへ。通り行く同年輩の子連れの人がうらやましい。こんな高級マンションに住めるなんて。ガキのころからよく勉強して、社会人になっても頑張らないと私みたいになっちゃうぞと、子供に教えてあげて!
 仕事も終り近く、パッカー車が満タンになってしまった。仕方が無いので、もう一台のトラックにも残材を積んで帰る。踏んだり蹴ったりだ。
 体も精神もど疲れた。
 片付け専門係はずっと続いている。
 そういえば、土木の施工管理士の申し込み準備も始めた。造園の方の施工管理士の資格証も、もうすぐ届く。これらの資格、役に立つだろうか?もう、必要のない職に転職しちゃったりして。

助っ人Sさん

2003年3月11日
 サザンカ街路樹剪定の後、助っ人に来ているSさんと車の中で話をする。
 Sさんは本当に植木屋という仕事が好きなようで、いろいろと体験談やアドバイスをもらった。
 悩んでいる自分が情けなくなった。
 私も植木屋の仕事は面白いと思う。頭に来るのは相次ぐ賃下げをされたことで、その辺混同して、混乱して、自分を見失っていたようで、恥ずかしい。
 もっとアグレッシブに、この仕事を突き詰めてみようかと、一日で反省。コロコロ変わる春の空。
 ワタシハナンノタメニコオコニイルノカ?
 安行ではウメが満開だ。白、紅、しだれ、様々なウメが咲き誇っている。
 ここは植木の里。植木屋のメッカなのだ。
 はてさて、今後はどう動こうか?
 修行は辛いが、一流の植木屋になりたい・・・。
 人生は一度しかなく、その人のできる事も限られている。
 植木屋マイスターへの道は遥かだが、歩んでいく価値があるかもなと思える日だった。
 Sさんの誠実と涼しげな目に、混濁した私の深層意識が突き動かされた。
 植木屋マイスター。
 もっと修行して勉強しなきゃ。
 愚図愚図言わず!

やけ気味

2003年3月10日
 シラカシが終り、サザンカの剪定。私も剪定ができて楽しい・・・が・・早いが・・・下手だ。
 それでも一生懸命やった。
 一生懸命やったが、なぜか気が晴れない。
 食っていけないこの仕事、この会社。苛立ちばかりが募る。
 家に帰ってからは、ネットや就職情報誌で高給の仕事を必死で探す。
 見つけりゃあるもんだ。
 もう、植木屋とはオサラバして、ヤバイ仕事でも金になることしようかな?
 世の中金じゃないと分かっていても、最低限は必要でしょ?
 なにしろ今の会社には、騙されて入っちまったからな。給料・休み・賞与etc.全部嘘っぱち!!
 他の造園屋も似たりよったりだと聞かされてるし、もうこんな程度の低い世界は真っ平ゴメンだ。
 一番バカなのは、もちろん騙された私だが。
 まともなビジネスでもやるかな。

なんとのう穏やか

2003年3月9日
 風の強い日曜日。日がな一日寝て暮らす。本を読んだり、女房の自転車を治したり、昼寝も熟睡だ。
 空手の指導もはずれたので、ゆっくりとまったりした時間を楽しむ。とくに勉強になるようなものも読まない。
 体が疲れているというより、精神が疲弊しているので、睡眠が一番の薬か?
 あとは後々の事を考えてみた。
 月給制のそれなりの額のもらえる造園会社を見つけなきゃなとか、それができなければ、また異業種転職だよなとか。
 景気が悪すぎるので、どっちに転んでも辛いだろうけど、女房子供のため頑張らなきゃ。
 ああーー、お金が欲しい。

植木屋道

2003年3月8日
 強力助っ人2人と私の3人でシラカシ街路樹続き。やはり強力助っ人はうまい、早い。
 今日は風が強く、落とした枝葉が散乱してしまうため、強力助っ人の一人Sさんが掃除まで手伝ってくれた。
 その分、私も剪定ができる。やはり掃除専門より、精神的にも、肉体的にもずっと楽だ。楽というより、楽しい。
 植木屋もこれでそこそこ賃金が出れば最高の仕事なのになあ。緑を愛でて、花の香りに酔い、四季を体中で感じ、鳥の声に春の訪れを知る。今日は風が強いが暖かい。自然の好きな私には最高の仕事だ。これで竹垣とか石組とかもやれれば、自然と美を同時に追求する総合芸術だ。最高ジャン!
 強力助っ人の方達にもいろいろアドバイスを受ける。千住の方の植木屋は単価がいいらしい。が、遠い。大宮あたりではどこかないか聞いたが、あまり知らないとのこと。
 いずれにしろ、もっと豪快に植木屋道を突っ走りたい。
 下働きから解放された一日で、なにか大切なものを掴んだ気がする。
 それは、造園学校に入ったころの「初心」だ。

雨天

2003年3月7日
 雨天休業で日がな一日雨を眺めて暮らす。
 読み飽きた本を見て、TVをつけっぱなしにし、ネットや週刊誌の就職情報を見る。
 やることがない。
 いい就職情報もない。
 眠くなると寝る。
 お金にならないけど、こういうマッタリとした日もいいもんだ。
 体を充分休めたら、明日からまた仕事だ。
 でも、もう飽きたな。

助っ人

2003年3月6日
 強力助っ人2名を得て、シラカシの続き。私も一本やってみたが、なかなかいいぞ。
 助っ人の一人Iさんは異常に早くうまい。
 うちの空手兄貴は朝の新聞配達が祟ってか、思考が働かないのか寸胴切りで進んでいく。
 休み時間に話していると、空手兄貴とキャリアも年齢も同じIさんは、我々よりはるかに多くの賃金を得ているようだ。空手兄貴と私は嘆息し求人情報を貪る。
 金じゃないよと、この世界に入ったが、やっぱり欲しいものは最終的に金だ。純粋な芸術家や一番やりたいことをやっているわけじゃないんだから。
 監督のEさんや営業のAさん、空手兄貴や助っ人のIさんなどの話を総合すると、従業員10人以内くらいの下請け系の会社の方が、仕事もなんでもやらせてもらえるし、金もいいらしい。1日のノルマはきついが、一級施行管理士の資格も重宝されるし、仕事も覚えるし、楽しいだろうとのこと。
 そういえば、造園学校の同級生I上さんの会社は、そんな感じだ。どうしてるだろうI上さん。岩手のN公さんもどうしているかな?彼らは結構楽しく、賃金もそこそこでやっているとのことなので、今度いろいろ聞いてみよう。
 とにかく、いい転職先みつけなきゃ。

2003年3月5日
 技が上がった。早くキレイにできる。今日は強力な助っ人が来ていたが、最初の一本は同等だった。だが、すぐに掃除係になり、剪定はお終い。あとはひたすらお片付けだ。
 ああーーつまんねー。
 もういい加減にやめてー(怒)!
 

サザンカ

2003年3月4日
 街路樹サザンカの剪定だ。バリバリと透かし剪定をやる。楽しいぜ。でも休憩はなぜか無し。疲れた。サザンカの花のいい匂いが時折り漂う。ピンクの花びらが散る。これで食っていければ、いい仕事なんだけどなあ。
 北風が冷たい。
 仕事が終ってから、友人と焼き鳥屋へ行った。久しぶりで外で飲んだ。楽しい。なにか日頃の鬱憤を思いっきり喋った。私は今ハイだ。気分が高揚している。このまま死ぬまでハイでいたい。
 
 

シラカシ

2003年3月3日
 街路樹シラカシの剪定。快調だ。楽しい。片付けもホホイノホイだ。やはり植木屋仕事をきちんとやらせてもらえれば、この仕事も捨てたもんじゃない。剪定もスピードがどんどんアップしてきたのが自分でも分かる。これが植木屋の醍醐味だ。
 この道10年以上のオート親爺よりも早くなったぜ!ご機嫌だぜ!これで日当が最初の契約通りで、賞与も求人票通り出れば・・・。
 5月の車の保険と9月の車検。今の収入では車が維持できない。車がなければ仕事にも行けない。一体どうしろって言うんだ!!!
 もう貧しいのはイヤだぁ!ヤバイ仕事でもして稼ごうか?子供たちをきちんと教育したい。温泉行きたい。海外行きたい。小遣いもっと欲しい。たまには外で飲みたい。土木の施行管理士の費用も無い。造園技能士の試験を受ける金も無い。無い無い尽くしの私の人生。この業界に入って失ったものは大きい。夢は遥かに遠く、全然お門違いの会社に入って、ズレズレだ。
 さて、修正しますか。

今日はオフ

2003年3月2日
 今日はオフ。完全にオフだ。プッツン・・・。

修行中のお楽しみ

2003年2月27日
 修行は苦痛だ。今日も1日某公園でお片付け。体は痛いし、精神的に参ってきて、胃酸が出っぱなし。胃が痛い。朝も恐怖で目が覚める。
 しかし、こんな苦痛を少しだけ和らげる方法を見つけた。
 それは音楽です。
 苦痛を和らげる音楽療法というのは、よく聞く話だが、これが本当に効く。
 自分で小さな声で好きな音楽を口ずさみながら、短調で辛い肉体労働に向かうと、体が軽く感じる。何より精神的なダメージが散る。
 田植えとかの時、農婦などが歌いながら労働するが、本当に音楽を心の中で奏でたり、できれば思いきり歌ったりすると苦痛がなくなるのだ。
 今日の私の音楽療法のテーマソングは、大江 光のフルート曲。
「トゥルールル、ルルルルール、ルルールルルルルルールルル」と小さな声で口ずさみながら労働すれば、辛い仕事も軽やかに。
 明日も同じ仕事なので、違う曲でこの難局を乗り切ろう。
 どうでもいいけど、もう本格的な植木屋仕事がしたいぜ!
 うんざりだあああ!

何かが違う

2003年2月26日
 何かが、回りの空気が、先輩の当たりが、何かが違う。これも施行管理士合格のご利益か?
 今日は某公園剪定の続き。相変わらずゴミ車に落とした枝葉を詰め込んで捨てに行くだけの仕事。暗い。でも、何かが違う。
 春も近いし、心も弾んできた。思えば、去年の春は希望と不安で胸一杯。最初の頃の、この日記もポジティヴな、というより脳天気な内容ばかりだった。いつからこんなに暗くなったのか?八名の頭のイジメが始まった5月末頃からだ。仕事も草抜きとゴミ片付けばかりで、いい加減うんざりしていたものだ。状況は今も変わらない。
 でも、何かが違う・・・。
 空手兄貴もちょっと気を使ってくれているように見えるし、八名の頭のシカト攻撃も気にならない。自分が変わってきたのか?自信が少しづつ出てきたのか?
 何かが違う。

光明

2003年2月25日
 資格を取ったおかげで、W賃下げは沙汰止みになった。一筋の光明か?だけど、40男がもらうには、あまりにも安い給料だということには変わりはない。春に社長が言った「月給制」になることも無く、立場は引続き日当制職人扱いだ。ここはじっくり腰を据えて、良い職みつけなきゃ。
 今日は小春日和で、ウメも満開。もうすぐ入社1年目になる。悩める植木屋の修行者は、広大な芝生の目土入れを施工。14.5粒米も目土を入れたぞ。メンバーは4.5人。八名の頭がいなくて、空気も軽やかで良かった。そう言えば、矢名信夫じゃなくて八名信夫だったんだ。間違えてたよ。これからは八名の頭だな。
 仕事も早くに終って、5時半には帰路についた。今日は給料日。ヒラメの刺身が待ってたぜ!少し飲んで、風呂に入って、また少し飲んで、寝る。今は何も勉強もしてないし、趣味や習い事に使う時間も金も無い。
 いったい私はどこへ行こうとしているのだろうか?そんな不安だけが、胸の中一杯に膨らんで、さまよう難破船のように頼りなく漂っている感じだ。
 光明を見出さなければ。それでなくては、人間辛さに耐えていけないよねえ。

日常に戻る

2003年2月24日
 曇り後雨後みぞれ後雪。シベリアの強制労働のようだ。体を動かし続けているから寒くはないが、精神と肉体がきしんでいる。厳しい。某公園で剪定の続き。私は相変わらずゴミだし専門。地獄の日常に戻った。
 さて、これからの私の人生の展開はどうなるのか?会社には施行管理士合格の旨を伝えた。社長から免許が来たら番号を教えてくれ。祝い金を出すとのこと。なんだ一時金で終りか。このままでは、小僧時代が延々と続く。いろいろアタックも開始した。でも、経験がないので、あまり期待はできない。とにかく腕を磨きたい。技術が欲しい。ノウハウを身に付けたい。焦る。
 今週は給料日なのだが、いくらもらえるのかな?それさえはっきりしない不安定な状態に苛立ちを覚える。気持ちは完全に鬱状態で、安酒をあおって、風呂も入らずに、早く床についた。
 なんか暗い日記だなあ。
 もうやめようかなあ。 最初の頃は明るく楽しく書いてたのになあ。
 本音で書くようにしたら、こんな日記になちゃった。
 地獄、極楽も本人の心しだい。明日から心だけでも極楽へ飛ばそう。

草津の祭りの後

2003年2月23日
 帰ってきたぜ、さいたま(旧大宮)。帰りに北本のラーメン屋「心麺」へ寄ったぜ。塩ラーメンがうまい。その店はガチンコラーメン道で第1回目の優勝者の店とのことで、開店前に行ったのに、開店時間と同時に長蛇の列。早めに行ってよかった。うまい店なので、みなさんも1度どうぞ。
 スキー&温泉の方は、スキーは次男の面倒見ばかりだったが、温泉は朝から入っていい気持ち。まずは事故もなく、楽しい1泊2日だった。
 1年に2〜3度はこんな旅行がしたい。そのためにはしっかり稼がなくちゃな。
 反省。

スキー&温泉

2003年2月22日
 草津へ来た。
 スキーと温泉を楽しみに。
 極貧極貧と言いながら、なんかすみません。
 でも、自分の楽しみは温泉と夜の宴会だけ。野球仲間と近所の人とで総勢28名の大所帯だ。宴会は盛り上がったデー。ビールはもちろんの事、テキーラやウィスキーまで飲んで、記憶はぶっ飛んでしまった。私とトラちゃんという友人が相当ヒンシュク者だったらしい・・・。温泉は何回入ったかな?宿が24時間温泉オープンなので、風呂入っちゃビール、風呂入っちゃビールで、夕食もなかなかうまくてグッド。また来たいぜ、草津温泉ペンション「ブルーベル」

倦怠

2003年2月21日
 某高校にて剪定作業。私はキンモクセイ2本を刈込みしただけで、あとは片付け。もう飽きたよ。
 なんかいい仕事ないかな。40歳男がまじめにやる仕事じゃないモンなあ。
 今の会社じゃ、しばらくはこの状態が続くだろうし、例の賃下げ問題で辞めざるを得ないし・・・。
 求人票を見ても、なんか自分の腕に自身が持てない。せっかく取った資格だが、看板だけじゃね。と悩みつつも、転職の道を探らなきゃ。
 そういえば、3月1日から1級土木施行管理技師の申し込みが始まる。これが、どこの会社にも所属していない状態だとまずいぞ。私のキャリアを認証してくれる所がなくなってしまう。困ったな。誰かに言い知恵を拝借しよう。みんな結構フリーの立場で認証をもらってるからな。
 そんでもって、明日は草津に温泉&スキーに行く。極貧極貧と書きながら、結構リッチじゃんと言うなかれ。貧者の一灯、久々のレジャーなのじゃ。気のおけない仲間との1泊旅行なので、多いに楽しんで、リフレッシュするぞ!

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