マイペース

2003年1月10日
 監督Eさんと二人でスキップシティ。街灯の立つ場所に黒土を入れ、低木を植える。
 仕事量は少なく、楽と言えば楽。マイペースで仕事をこなす。他の職人がいないと精神的に楽だ。他の職人がなぜ私にあれほど敵意を剥き出しにするのかも分かる気がする。
 要するに、自分自信が不安なのだ。自信がないのだろう。うまくて早いのにな・・・わりと。
 ところで、練りに練った今の私の方針は二つ。一つは今の会社、あるいは今の会社と同等以上の規模の会社で、まずは現場代理人として働く。金になる植木屋をやりながら、晩年は庭師的植木屋になる。
 もう一つは、女房子供たちに迷惑千万ながら、今の会社をきっぱりと辞め、真性の庭師の所で働いて、一流の職人になり、親方を目指す。
 どちらがいいか、未だに結論が出ない。
 要は庭師になるか、造園家になるかだ。
 先日、アンドレ・ル・ノートルの業績をTVでやっていたが、ルイ14世の信任を得て、ベルサイユ宮殿の広大な庭園を作ったノートルは「庭師の王」だそうだ。
 「庭師の王」「造園家」「庭の芸術家」。ああ、庭が作りたい。 夢窓国師、相阿見、善阿見、植治、重森三怜、植藤・・・。やはり、初志のとおり、日本庭園の奥義を学んで、日本庭園の極致を目指そう。
 そのためには、どうしたらいいか。ただ、それだけを考えて、今後は行動しよう。
 迷いは晴れる。

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