七色の仕事

2002年10月24日
 植木屋といっても、仕事はいろいろある。現場監督、職人、片付けや草むしり専門の下働きの人、設計者、経営者、植木販売業者、植木生産者・・・etc.
 私は今は職人としてやっているわけだが、1年目の新人なので下働きが多い。これはどこでも同じ事なので致し方ないが、最近仕事のバラエティが増えた。
 施行管理士の1次試験が受かったので、監督E氏に2次試験実地のご指南を頼んだところ、あらゆる場面での写真係や、ちょっとした書類を書く仕事も増えてきた。現場代理人(監督)に育てるための教育だろうか?そうなると下働きから、平の職人、作業主任、主任技術者を飛び越えて、5段階くらい一挙にすっ飛ばした出世だ。ヘルメットも無印から横2本線に変わる。 当然、回りの職人のやっかみと嫉妬は凄い。矢名頭などは、露骨に私を会社からイビリ出そうとしている。
 でも、仕方ないでしょう?私は植木屋マイスターを目指す者。一気に高みへ駆け上がり、より大きな視点から、より良質な、より高度な仕事ができるようにならなければならない者なのです。10年も平職人や職長止まりで、街路樹の掃除ばっかりやっているわけにはいかないのです。
 というわけで、今日は朝日町中央公園のシラカシ1本の枯替え、街路樹のサクラ(松月)の枯替え1本をやり、最後は川口街路樹の徒長枝刈り込み。樹木のH/C/Wを計ったり、それらを写真に撮ったり、穴を掘ったり、掃除をしたり。下働きと監督見習の仕事がごっちゃになり、非常に疲れた。雨も降っていたし・・・。
 七色の仕事をこなしつつ、極度の肉体的・精神的疲れにもビクともせず、植木屋マイスターへの道を駆け上がって行く私・・・そんな1日でした。
 

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