街路師の告白

　クスノキ街路樹剪定の続き。大先輩が3人も来てしまったので、私はまたもや下働きに降格。1本剪定しただけで、あとは片付けのみ。パッカー車で、いつものゴミ拾いとゴミ捨て係だ。
　そして夜。12chのTVチャンピオン「ガーデニング選手権」を観る。モノホンの鍛え上げられた、年季とセンスを見せつけるプロ中のプロの造園職人達の凄さに、驚愕と感動を覚えた。和洋折衷なんて、生易しいものではなく、施主のリクエストに応えつつも、自分達の主張を貫き、施主の想像をも超える庭を作り出す現代の名匠達。
私はあんなことはできない。
私はあんなことは思い浮かばない。
私はあんなに素敵な仕事をしたことがない。
私は何も身に付けていない。
私はなんの修行も勉強もせず進歩が全くない。
私はこの半年間一体何をやっていたのだろうか。

　あの番組に出ていた人達に追いつくためには、根本から出直さないといけない。街路師じゃ、やっぱりダメなんだ！街路師じゃ。しかも下働き・・・。
　もう1度、夢を叶えるためのプランを立て直そう。
　そう、素晴らしい庭を作ることが、私の夢ではないか。
　夢。