与野公園と川口市内の公園管理の仕事を失注し、今年度は街路樹の年間管理になり、バッコンバッコン抜根除草地獄に私はいるわけだが、ここで街路樹年間管理の内容について、ざっとおさらいし、詳細を確認しよう。
 
 1.まず4月は高木の消毒作業。スミチオン・ディ  プティレックス・ベンレート(殺菌剤)・リ  ノー(展着剤)を配合した水溶液を何百リッ  トルもエンジン付き噴霧器で、朝4時から撒い  た。人がいない時間帯でないと、派手な消毒  作業はできないからね。

 2.抜根除草を4ヶ月で3サイクル。手と鎌で植樹  帯の雑草を抜くわけだが、学校時代に買った  ハス金物店の鎌が最高だ。白馬の大量生産も  のは角度も悪いし、すぐ先がだめになる。一  度ハス金物店謹製の鎌を無くしてしまい、   がっかりしていたが、空手兄貴がオオムラサ  キの植えこみから見つけてくれた。昨日も   使ったが、やはり最高の鎌だ。

 3.清掃3サイクル。コンビニ弁当・ビン・カン・
  お菓子・犬の糞・ペットボトルなどなど、様  々なゴミをゴム手袋をして拾う。はっきり   言って”ゴミ屋”だ。

 4.低木刈り込み。オオムラサキ・サツキ・ヒイ  ラギ・トベラなどの低木を、エンジン付きバ  リカンで、ひたすら刈り込む。夏頃どこの道  路でも見かける風景だ。

 5.徒長枝剪定。徒長枝の剪定。今後の作業。

 6.落ち葉清掃。晩秋予定。
 
 7.常緑高木剪定。11月予定。

 8.落葉高木剪定。11から12月予定。
 
 まあ、こんな按配だ。なにしろ沿道数十km。低木数千本、高木数百本を扱うのだかから、これは樹木管理というより、一大工事だ。
来月くらいから剪定が始まるので楽しみ、と思っていたが、個人邸のレベルで考えると酷い目に会いそうだ。何しろ数が数百本!それを一気に数日で終らせる。多分手が腱鞘炎になることは間違い無い。現に空手兄貴は慢性の腱鞘炎だ。今日もオートレース親爺と2人で抜根除草をやっていたが、トウカエデの木にたっぷりとイラガがいた。ヒィーッ、恐ろしや!
 公共系の植木屋の仕事は、万事こんな感じなので、何よりもスピードが優先される。学校時代、荒っぽいが、スピードだけは随一だったはずの私も、先輩達から見ると子供扱いだ。
 げに恐ろしやプロの植木屋。

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