プロ試験

2002年8月10日
 やっと、夏休みに入る。通勤の車ももはや少ない。土曜日なので今日からお盆休みの会社が多いのだろう。今日は何もする事がない。昨日で職人部隊の全ての仕事を終えてしまったので、今日は終い上がりとの事で、張りきっていた。結局上がりは5:00だったが・・・。
 私はやはり暇なので、会社内にある大きなモチノキを剪定せよとのこと。1時間がプロの標準で、2時間なら合格という条件だ。専務から三葉透かしの基本を教わって、プロ試験開始。三葉透かしは知っているが、やったことはない。じっくり考えながらやっていたら、いつのまにか1時間が過ぎ、社長から激が飛ぶ。曰く「そんなに遅かったら、庭全体の木を落とすのに何日かかると思ってるんだ」「金が取れないぞ」「もっと、テンポを早く」etc.
 プロ試験は、3時間かかって終了。社長の批評では、まったくの素人から入ったオートレース親爺の新人の頃よりはマシとのこと。でも、及第点ではないようだ。プロは厳しい。正確さ、美しさ、早さの全てを完璧にこなさなければいけない。それでも、オートレース親爺の新人時代よりマシと言われたのは、専門校のH野先生、K池先生のおかげと、心の底より感謝、また感謝。
 夏は・・、地獄の夏はもうすぐ終る。しかし、本番はこれからだ。施行管理士と技能士の試験と、プロとしての自立が、今後は要求される。今年の夏は暑い。暑くてそして忙しい。人生で初めていわゆる食うための仕事に対して、真面目に取り組んで生きている今日この頃だ。
 今までの人生は、何故か浮き足立っていたように思える。今後の目標は、しっかり大地に足を付けて、造園会社と庭園研究会社を立ち上げるため、全ての人生を賭けようと思っている。

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