目眩

2002年7月9日
 暑い・・・まさにうだるような暑さだ。中川浄水場低木刈込みの続きである。メンツは4人、矢名の頭と空手兄貴とオートレース親爺と私。下っ端は私しかいないので、いつも通り最初から掃除専門係だ。最初はテニスコート周りのモクセイの生垣。テニスコート1周の掃除に半日もかけ、「遅い、遅すぎる!」と空手兄貴から罵声を浴びせられた。午後は午後で事務棟前の大きな植え込みのキャラボクやサザンカやハイビャクシン、ユキヤナギなどの刈込み後の掃除。「そんな掃除のし方があるか、何度言ったら分かるんだよ?見てるこっちがイライラするぜ!!」と矢名の頭に罵声を食らった。そうは言ってもこちらも熱中症でぶっ倒れそうなのに、勘弁してくれよと半泣き状態だ。みな熱中症でイライラしている。そのイライラを下っ端の私にぶつけてくる。3人の頭と1人だけ見習いという逆ピラミッド構造が産んだ、悲喜劇の作業環境だ。
 こんな環境も1年の辛抱だ。1年経てば私も文句言われ無い程度に成長するだろうし、矢名の頭とオートレース親爺は定年だし、空手兄貴も独立しているだろう。そうなったら私の天下だ。子分を熊専から引き入れなければ。だが、腕が未熟なので中途入社のベテラン職人とかが入ってきたら、やられてしまう。早く1級施行管理士を取って、監督コースに鞍替えしなけりゃ・・・。結局、結論はいつもここへ落ち着く。
 でも、1年もこんな調子で仕事すんの?もたないぜ!!

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